青森県五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道は31日から、恒例の「お正月列車」を運行する。30日は津軽五所川原駅で準備作業が行われ、紅白幕やミニ門松、しめ縄などの縁起物が車内の各所に飾り付けられた。
NPO法人津軽半島観光アテンダント推進協議会(川嶋大史代表理事)の企画。「走れメロス号」のうちの1両を変身させ、乗客に新春の気分を味わってもらう。1月10日まで1日1~5往復の運行となる。
車内には紅白幕が張られたほか、各座席のテーブルにミニ鏡餅や2024年の干支(えと)である「辰(たつ)」の置物などが置かれた。準備に当たったアテンダントの松山千恵子さんは「竜の勢いのように、活気あふれる良い年になれば。五穀豊穣(ごこくほうじょう)や平和な世の中への願いを込めた」と語った。
また、津鉄は1月1日から「辰」をあしらった「開運入場券」を販売する。津鉄のキャラクター「つてっちー」が辰のかぶり物をした愛らしいデザインで、1枚180円(税込み)。津軽五所川原、金木、津軽中里の各駅と津鉄オンラインショップで購入できる。
問い合わせは津鉄(電話0173-34-2148)へ。