ユヴェントスのシュチェスニーが前半戦を振り返る「スクデット獲得を夢見なければならない」

写真:ユヴェントスの正守護神のシュチェスニー

現地時間12月30日、セリエA第18節ユヴェントス vs ローマの試合が行われ、アドリアン・ラビオのゴールでユヴェントスは“ウノゼロ”で勝利。この結果を受けて、首位インテルとの勝ち点差を「2」に縮め、追走する。

ポーランド代表のGKヴォイチェフ・シュチェスニーがローマ戦後のインタビューに応じ、「前半戦はまだ1試合残されているが、勝ち点46に伸ばす可能性があることはいい結果だ」と語り、シーズン前半戦の戦いぶりを評価した。

「私はこのチームが好きだ。それぞれの選手がクオリティーと正しいチームスピリットを持っている。ここ数年は勝ちたいという気持ちが欠けていたが、今はいい状態だ。何も勝ち得てない選手もいるが、ユヴェントスで勝つことに責任を感じている」

「プレー面に関してはまだ改善の余地があると思う。団結してチャンスを最大限に活かすことが我々の原点だ。シーズンで2、30点決めることのできる、ストライカーのクオリティーを最大限に活かすために、攻撃面でやるべきことがたくさんある」

昨シーズン、セリエAを7位で終えたユヴェントスはUEFAカンファレンスリーグの出場権を得ていた。しかし財務規定違反の影響により、今シーズン行われるUEFA主催の大会から除外されており、ユヴェントスはセリエAと国内のカップ戦に集中している。

ユヴェントスOBで元イタリア代表のアンドレア・バルザーリ氏は、週1試合ペースで過ごしている今シーズンについて問うと、シュチェスニーは「これまでと異なり、簡単ではない」と語ったが、メリットも感じているようだ。

「強度の面で我々はコンディションが良く、戦術の準備をする時間があるので大きなアドバンテージを得られている。大きな利点があるが、週に1度の試合は今季が最後になることを願っている」

マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、ユヴェントスの目標を「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権の獲得である」と繰り返し発言している。対してシュチェスニーは、それより上の目標を立てているようで「(当初の)目標はCLの出場権獲得だった。しかしインテルと勝ち点差2なので、スクデット獲得を夢見なければならない」と語り、9連覇を達成した、2019-20シーズン以来の優勝を目指しているようだ。

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