「明るい山形MVP」に阪神・中野選手 山形経済同友会

中野拓夢選手

 山形経済同友会は2日、1年間で最も明るく希望に満ちた話題を提供した個人や団体を顕彰する「2023明るい山形MVP賞」をプロ野球・阪神の中野拓夢選手(27)=天童市出身、日大山形高出=に決めたと発表した。日本代表の世界一、阪神の38年ぶり日本一に貢献した点を評価した。

 中野選手は日本代表に選出され、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC、3月)で全7試合中5試合に出場。10打数3安打で打率3割、出塁率5割とし、日本の優勝を支えた。

 セ・リーグで全143試合にフルイニング出場し、164安打で初の最多安打を獲得して阪神の18年ぶり優勝に貢献した。日本シリーズでも全7試合に出場。ゴールデングラブ賞、県スポーツ栄光賞、天童市市民栄誉賞、東北福祉大特別功労賞など各賞を受賞した。

 同友会会員が投票して受賞者を決めた。同賞は今回で35回目。

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