長崎県内初詣 飛躍誓い健康願う

手を合わせ、願いを込める初詣客=長崎市、諏訪神社

 ◎長崎・諏訪神社 
 新年を迎えた1日、長崎県内の神社には多くの初詣客が訪れ、1年の無事を願ったり、飛躍を誓ったりした。 長崎県長崎市上西山町の諏訪神社では同日午前0時、ドラや太鼓、爆竹が鳴り響き、籠町の龍が境内を駆け回った。今年の干支(えと)「辰(たつ)」に合わせた特別奉納で、1988年から12年ごとに実施。とぐろを巻いて玉を探す「ずぐら」や「玉追い」などを披露すると、参拝者から「ヨイヤー」のかけ声が上がった。
 伯母らと訪れた市立銭座小5年の濵口宥篤(ゆうとく)君(11)は「息が合ってて迫力があった。今年は年男なので、今見た龍のように何でもかっこよく頑張りたい」と話した。
 その後、拝殿前では参拝者が列を成し、願い事の成就を祈って手を合わせた。馬町の会社員、島本孝太さん(36)は「家族全員健康で過ごしたい」、長女の結楓(ゆいか)ちゃん(3)は「友だちが増えるといいな」と話した。

 ◎佐世保・亀山八幡宮
 同県佐世保市八幡町の亀山八幡宮にも多くの初詣客が訪れ、家内安全や学業成就などを願った。
 拝殿の前には家族連れなど大勢の参拝客が列をつくり、1年間の平穏や健康などを願いながら、かしわ手を打っていた。おみくじを引いて結果に笑みを浮かべる人もいた。
 家族や親戚らと訪れた長崎市の法村依茉(えま)ちゃん(6)は「(入院中の)じいじが元気になりますように」と願ったという。4月から新1年生で「看護師さんになりたいので、勉強を頑張りたい」と抱負を語った。

家内安全などを願い、初詣に訪れた大勢の参拝客=佐世保市、亀山八幡宮

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