新春の願いを筆に込めパフォーマンス 長崎西高書道部 

力強く新年に向けたメッセージを書き込む長崎西高書道部員=長崎歴史文化博物館

 長崎県長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館で2日、県立長崎西高書道部のパフォーマンスがあり、新春の意気込みを筆に込めた。
 同館が新年にふさわしいイベントを開こうと、同校書道部に依頼して2014年から揮毫(きごう)してもらっており、10回目。はかまにたすき掛け姿の1、2年生部員10人が参加し、午前、午後の計2回、音楽に合わせて筆を走らせた。
 午前の部では部員6人が「どんなに先が見えない道に立とうとも数々の試練を飛び越えてきた」「新しい一年の幕明け昇り龍のごとく駆けあがれ」と力強いメッセージを縦約3メートル、横約5メートルの紙に書き上げ、来館者から大きな拍手が送られた。
 副部長の田中日菜さん(17)は「うさぎが飛び越える姿と竜が昇っていく姿をイメージした」、同じく副部長の堀江穂香さん(17)は「自分自身も楽しめて、皆さんも明るい気持ちになれたのでは」と感想を話した。

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