25年春の豊岡市長選、現職関貫氏が立候補表明 仕事始めで言及、再選目指す

豊岡市役所=豊岡市中央町

 兵庫県豊岡市の関貫久仁郎市長(67)は4日、任期満了(来年4月30日)に伴う同市長選に再選を目指して立候補する意向を表明した。市役所であった仕事始め式で言及。式後の取材に「今の時点では続けてやるという思い、立候補する思いがある」と述べた。立候補への考えを公にしたのは関貫氏が初めて。

 関貫氏は同市日高町出身。立命館大理工学部卒業後、市内でIT企業を設立。市議や議長などを経て2021年の市長選で初当選した。「演劇のまちづくり」の見直しを訴えて注目を集め、公約に掲げた0~3歳児の医療費無料化は23年に対象を小学3年生まで広げた。

 年頭あいさつで自身の任期に触れ「やりたかったことを整理し、次につながるように行動したい」とし、取材には「(残り1年余りで)何が起こるか分からず保証はできないが、立候補の思いは固めている。道半ばの思いがあり、市民生活の安寧を目指したい」と話した。(阿部江利)

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