ご当地かるたで児童が熱戦 読み札に地域の名物や歴史 鹿沼・板荷地区で開催

かるた取りを楽しむ児童

 栃木県鹿沼市板荷地区に伝わる「郷土史板荷いろはかるた」のかるた取り大会が4日、板荷コミュニティセンターで開かれ、板荷小の児童12人が熱戦を繰り広げた。

 大会は板荷地区の住民らでつくる「板荷の教育を考える会」が毎年開催している。かるたは1976年、同校児童向けに作られ、45枚の読み札には「板荷の石高三千石」「八防館(はちぼうだて)は砦(とりで)あと」など地域の名物や歴史、文化などが盛り込まれている。

 参加者は低・中・高学年の3グループに分かれ、軽妙な読み手の言葉に耳を傾けながら、畳の上に並んだ取り札に元気よく飛びついた。各グループの優勝者には図書カードが贈られた。高学年で優勝した5年大貫佑俐(おおぬきゆうり)君(10)は「家で練習した成果を出せた」と思わぬ「お年玉」に白い歯を見せた。

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