遠藤航、日本人初のリヴァプール月間MVP選出! 12月は公式戦全8試合出場…適応までの苦労を語る「時間が必要でした」

写真:リヴァプールの遠藤が快挙達成! ©Getty Images

リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航が、ファン投票による『Liverpool Standard Chartered Mens』の12月度月間最優秀選手に選ばれた。

リヴァプールのクラブ公式サイトは、2位のイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド、3位のエジプト代表FWモハメド・サラーを抑えて、遠藤が月間最優秀選手に選ばれたことを発表。日本人選手として同クラブで初めて最優秀選手となった。

同サイトは「8月にシュトゥットガルトから加入したエンドウは、期間中の全8試合で傑出したパフォーマンスを見せた」と、遠藤を称賛。リヴァプールの練習場『AXAトレーニングセンター』で月間最優秀選手受賞の感想を聞かれた遠藤のコメントも紹介している。

「月間最優秀選手に選ばれてとてもうれしいです。これがたくさんの喜びのうちの一つに過ぎないことを願っています!」

「12月は僕にとっても非常に重要な月でした。なぜなら、チームではケガをした選手が多かったし、自分がなぜここにいるのかを示す必要があると分かっていたからです」

「非常に厳しい月でしたが、僕たちのプレーやピッチ上での結果は素晴らしかったと思います」

現在30歳の遠藤は、今夏にリヴァプールへと完全移籍で加入。シーズン序盤こそ適応に苦しんだ感もあったが、徐々にチームメイトやユルゲン・クロップ監督の信頼をつかんでいった。

12月は、公式戦全8試合に出場。現地時間12月3日に行われたプレミアリーグ第14節のフラム戦ではリーグ戦初ゴールを挙げ、同ゴールがリーグ月間最優秀ゴール候補にもノミネートされた。

遠藤は「フラム戦での(プレミアリーグ)初ゴールは素晴らしい瞬間でしたし、『アンフィールド』の雰囲気も特別なものでした」とコメント。また、月間最優秀選手に選ばれるまでの苦労も語った。

「適応するのに時間が必要でした。最も重要なことはプレーを続けることだと思っていました。(チーム事情的にも)12月はプレーし続ける必要があって、それは少し(適応の)助けにもなりました」

なお、リヴァプールのクラブ公式サイトは遠藤に投票したファンのコメントも紹介している。

「素晴らしい選手! 彼が好き。中盤の主力選手だ」

「彼は中盤を支配している。何という選手だろう。リヴァプールに迎えられてとてもうれしい」

「非常に重要な時期にチーム内での地位を確立し、得点を決め、中盤アンカーとして確固たる地位を築いた」

これまでの『Liverpool Standard Chartered Mens』選出者は次のとおり。

■2023-24シーズン『Liverpool Standard Chartered Mens』選出者
8月:ドミニク・ソボスライ
9月:モハメド・サラー
10月:モハメド・サラー
11月:モハメド・サラー
12月:遠藤航

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