ビジャレアルの元スペイン女子代表MFバージニア・トレシージャ(29)が現役引退を決断した。スペイン『ESPN』が伝えている。
【動画】トレシージャが偉大なるキャリアに別れ
アトレティコ・マドリー時代の2020年5月に脳腫瘍の手術を受けたトレシージャ。その後、2年に渡る闘病生活を乗り越えて、2022年1月に行われたスーペル・コパ・デ・エスパーニャ・フェミニーナの古巣バルセロナ戦で683日ぶりの戦列に復帰した。
その後、今シーズンからビジャレアルに活躍の場を移していたが、このたび自身のインスタグラムを通じて29歳での現役引退を決断した。
「14年間過ごしたプロフットボールに別れを告げます…私に多くを与えてくれたこのスポーツとはこれからも関わり続けます」
守備的MFとして活躍した偉大なフットボーラーとしてだけでなく、脳腫瘍からトップレベルの舞台に返り咲いた一人の偉大な人間でもある元スペイン女子代表MFの引退に際しては、アトレティコ、バルセロナの両クラブからもSNSを通じて労いのメッセージが届けられている。
◆アトレティコ
「素晴らしいキャリアの成功と、立ち直る力の模範となったあなたのキャリアをお祝いします」
◆バルセロナ
「バージニア、あなたがフットボールに与えてくれたすべてに感謝します。私たちはあなたがいなくてとても寂しい気持ちです」
UDコッレレンセでキャリアをスタートしたトレシージャは、バルセロナ、モンペリエ、アトレティコ、ビジャレアルとスペインとフランスの強豪で活躍。
2013年にデビューを飾ったスペイン女子代表では通算68試合に出場し、2015年、2019年の女子ワールドカップでもプレーした。