パートナーシップ制度、紫波町で4月にも導入 オンラインでも

 紫波町は、性的少数者(LGBTQなど)のカップルを婚姻に相当する関係と認定し、子どもや親との家族関係も認める「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」を4月にも導入する。宣誓方法は窓口に加え、オンラインでも可能に。町民の多様性に関する理解を広げる。

 町の素案では、宣誓する2人のうちいずれかが町内在住か、3カ月以内に転入を予定していれば対象とする。町役場に来庁できない人や、プライバシーに配慮するため、ビデオ会議システムZoom(ズーム)などを活用したオンラインでの宣誓も認める。

 届け出を受け、町が宣誓書受領証などを交付する。併せてカップルの子や親も宣誓することができる。法的効力はないが、行政・民間サービスなどが受けやすくなる。

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