能登半島地震の被災地へ医師ら8人派遣 最大限の救護を 芳賀赤十字病院で壮行会

本多院長(左手前)から激励を受ける救護班の5人

 【真岡】芳賀赤十字病院は6日、日本赤十字社県支部の救護班として能登半島地震の被災地支援に向かう医師、看護師ら8人の壮行会を開いた。

 現地に派遣されるのは班長を務める循環器内科部長の河又典文(かわまたのりぶみ)さん(48)ら医師2人と、看護師長の長谷部明子(はせべあきこ)さんら看護師3人、薬剤師1人ら計8人。8日までに現地入りし、石川県珠洲市の災害対策本部を拠点に医療活動に従事する。

 壮行会には5人が集い、本多正徳(ほんだまさのり)院長が「大変厳しい状況の中に行っていただくことになる。野外でのテント泊なども含め、体に気をつけて地元の人たちのために最大限の救護をお願いしたい」と激励した。

 河又医師は「赤十字病院の使命として一番優先度の高い出動に身が引き締まる思い」と応じ「私たちも東日本大震災の時には被害と支援を受けた。恩返しの気持ちで現地の人に寄り添い、やるべきことをやってくる」と強調した。

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