県立中高一貫校の付属中で入学者選考 受検倍率は例年並み 男女の募集割合規定撤廃の影響なし

県教育委員会が入るビル

 県立中高一貫校の宇都宮東、佐野、矢板東の3高付属中の適性検査などが6日、各校で行われた。3校の総受検者数は前年比10人減の696人。倍率は宇都宮東が3.10倍(前年3.50倍)、佐野が2.34倍(同2.18倍)、矢板東が1.77倍(同1.56倍)だった。県教委によると、いずれも例年並みという。

 受検者は宇都宮東が326人(男子153人、女子173人)、佐野が246人(男子114人、女子132人)、矢板東が124人(男子54人、女子70人)だった。定員は宇都宮東と佐野が105人、矢板東は70人。

 昨年度までは男女の募集割合について「男女のいずれかが60%を超えない」とする規定があったが、ジェンダー平等への意識の高まりや規定を見直す全国的な流れを受け、今回の選考から規定が撤廃された。県教委高校教育課は「受検者の男女比は例年とほぼ同じ。受検者には(撤廃の)影響は見られない」としている。

 課題解決能力や思考力などを見る適性検査のほか、作文と面接も行われた。選考結果は11日、受検者全員に郵送で通知される。

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