個人情報書類紛失/むつシルバー人材

書類紛失について陳謝する西村理事長(右)

 むつ市シルバー人材センターは6日、市高齢者等除雪サービスを利用している4人の氏名、住所、電話番号が書かれた書類を紛失したと発表した。除雪を担当するセンターの60代男性会員が書類を自家用車内に置いていたところ、盗まれたという。現時点で第三者への情報漏えいは確認されていない。

 同サービスは、同センターが市から受託。本年度は534人が登録している。

 同センターによると、男性会員は4日午後3~4時ごろに市内のスーパーで買い物した後に自宅へ戻ったところ、書類を入れたファイルケースがないことに気づいた。除雪の依頼があった場合すぐ対応できるよう、日常から車に書類を置いていた。買い物の間、車のエンジンはかけたままだったという。

 男性会員は5日午前10時ごろに書類を紛失したことを同センターに報告。むつ署に被害届を提出した。

 同センターは6日、記者会見を開き、西村久美子理事長が陳謝した。再発防止に向け、このサービスに従事する会員に対し、自宅での書類管理の徹底などを求める文書を発送したと説明した。

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