〈1.1大震災〉20歳の節目、被災地思う 富山市8地区でつどい

能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげる参加者=富山市の県民会館

  ●会場で黙とう

 8日の「成人の日」を前に、富山市8地区で6日、20歳を祝う記念行事「はたちの集い」が行われた。能登半島地震の影響で会場を変更した地域や、被災者への黙とうを行った地域もあり、出席者は旧友や恩師と無事を喜び合い、大人としての自覚を新たにした。

 富山市堀川南、桜谷、神明、針原、山室、太田、蜷川、新保の8地区で行われた。

 神明地区は同市の呉羽ハイツで実施予定だったが、1日の地震で斜面が崩落、設備が破損したため、神明小に会場を変更。43人が恩師や旧友と歓談や記念撮影を楽しんだ。畠中佑太さんは「無事にみんなの顔が見られて良かった」、若林亜季さんは「懐かしい母校でみんなに会えてうれしい」と笑顔を見せた。

 山室地区の集いは同市の県民会館で行われ、式典に先立ち、参加者63人が能登半島地震で亡くなった人に黙とうをささげた。

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