コンビニカット野菜で手軽に摂取量アップ/青森県がレシピ集第3巻

コンビニのカット野菜を活用した本格レシピを紹介している「コンビニベジうまめし」

 忙しい生活の中でも野菜を手軽に摂取してもらおうと、青森県はコンビニエンスストアで購入できるカット野菜や冷凍野菜を活用したレシピ集「コンビニベジうまめし」第3巻を作成した。ミックス野菜を使った中華丼、冷凍グリル野菜とトマトジュースを使ったラタトゥイユなど13品の作り方を収録。県内の各コンビニ店頭で無料配布している。

 「コンビニベジ-」は2021年10月に第1巻、22年同月に第2巻を製作。青森市のレストラン店主・尾崎優さんが一貫してレシピを考案しており、第3巻は県栄養士会の成田茂子さんが監修に加わり、さらに栄養バランスを強化した。

 レシピは本格的な料理をいかに簡単に作れるかを追求。「混ぜるだけ」「電子レンジで温めるだけ」など調理工程が少なく、ほとんどのメニューが10~15分ほどで完成する。

 レシピは全て県食の安全・安心推進課のホームページでも公開している。同課の野坂聖子総括主幹は「特に野菜摂取量が少ない若い世代に何とか野菜を食べてもらいたくてコンビニに着目した。野菜不足を感じている人はまずは気軽に作ってみて、おいしかったらまたリピートしたり、生の野菜に置き換えて作ったりしてほしい」と話している。

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