能登半島地震被災地の病院に支援物資届ける 那須塩原の菅間記念病院 備蓄約2400食を現地へ

支援物資を届けた菊地さん=前列左=と恵寿総合病院の職員たち(菊地さん提供)

 【那須塩原】大黒町の菅間記念病院は5日、能登半島地震の被害を受け、食料不足が続いていた石川県七尾市の恵寿総合病院に支援物資を届けた。

 全国の社会医療法人でつくる日本社会医療法人協議会の要請に応えて、備蓄していた水やおかゆなど約2400食を用意した。同日午前に要請を受け、午後3時には職員2人がレンタカーの2トントラックで現地に向けて出発した。

 医事課菊地哲弥(きくちてつや)さん(41)と総務課大田原圭佑(おおたわらけいすけ)さん(35)が現地まで交代しながら運転し、約8時間後に到着した。

 6日夕に戻った2人によると、恵寿総合病院は断水状態で透析治療などに影響が出たという。菊地さんは「医療人として人を助けられてうれしい」、大田原さんは「東日本大震災を経験し、大変さを分かっているので貢献できて良かった」と話した。

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