長崎ヴェルカ、ソフトバンクと協力しオンラインコーチング体験会 「離島のハンディなくしたい」

AIにシュートフォームを分析してもらう参加者=県立総合体育館

 長崎ヴェルカは6、7日のホーム戦2試合に五島、壱岐、対馬、上五島の中学生94人を招待。7日はソフトバンクと協力し、人工知能(AI)を使ってバスケットボールの指導を行う「オンラインコーチング」の体験会を実施した。
 ハンディがある人にバスケットに触れる機会を提供するヴェルカの活動「B-RAVE ONE(ビーレイブワン)」の一環。「離島でもハイレベルな指導を受けてほしい」という両社の思いが一致した。体験会ではソフトバンクが開発したトレーニングアプリ「AIスマートコーチ」を使い、中学生とプロのシュートフォームの違いを数値で分析。参加した郷ノ浦中2年の深見哲心さんは「シュートフォームについて教えてもらう機会はあまりないのでためになった。今後も使っていきたい」と笑顔を見せていた。
 ソフトバンク商品広報部の村永大輔課長は「離島の子どもたちは教えてもらえる環境がなくなってきている。このアプリを使って地域間の格差をなくしたい」。今後、AIによる指導の成果を見せる発表会も実施する予定。

© 株式会社長崎新聞社