能登地震、日本ツアーの参加が減少

石川県の能登半島でマグニチュード7.6の地震が発生し、地元のツアーグループの一部が影響を受け、キャンセルを余儀なくされたが、その中で縦横遊は1月に石川県輪島行きのツアーグループをすべてキャンセルした。1月3日の香港メディアによると、縦横遊の常務取締役、袁振寧氏は同日のRTHKの番組で、地震後、日本の団体旅行に対して様子見の姿勢をとる市民が増え、団体登録や問い合わせの数が激減したことを明らかにした。

袁氏は、同社は現在、石川県への出発準備が整っているがキャンセルしなければならないツアーが10組あり、総人数はそれほど多くなく計約150人であると指摘。観光シーズンのオフシーズンであり、影響を受ける乗客には次々と通知が出されているが、手続きはまだ完了していないという。これまでに連絡を取った旅客のほとんどは、日本国内の他のツアーへの変更を選択している。国内各地への団体旅行に申し込んだメンバーの中には、心配して場所を変更する可能性を問い合わせてくる人もいるが、ごく少数という。

試算によると、7日間のツアー費用が1万3000~1万4000ドル、150人全員が返金を選択した場合、最大200万元の損失となる。しかし袁氏は「地震の最大の影響は、日本旅行ツアーへの参加意欲が減退したことだ。日本は常に香港人にとって最も人気のある旅行先である」と率直に語った。人々は余震を恐れ、特に日本の地理に詳しくない一部の人は様子見の傾向があるという。

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