京都鉄道博物館で蒸気機関車が脱輪 けが人なし

【資料写真】京都鉄道博物館の「C62形2号機」(2018年撮影)

 8日午後4時40分ごろ、京都市下京区の京都鉄道博物館の敷地内で、体験乗車ができるSLスチーム号をけん引する蒸気機関車「C62形2号機」の最後尾の両輪が脱輪した。営業運転の終了後で乗客はなく、けが人はなかった。

 JR西日本によると、石炭と水の積み込み作業を終えた後、運転士が前方の転車台に進めようとしたところ、車両の進行方向を切り替える装置の操作を誤り、車両が反対方向に移動し、車止めを超えたという。

 同社は車両や線路の状態を調査している。休館日明けの11日はSLスチーム号の運転を見合わせる可能性があるという。

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