【インドネシア】地場家電、低価格帯に電動二輪を投入[車両]

「ポリトロン(Polytron)」ブランドの家電製品を展開するハルトノ・イスタナ・テクノロギは8日、電動バイク「Fox—S」を新たに投入すると発表した(同社提供)

インドネシアで「ポリトロン(Polytron)」ブランドの家電製品を展開するハルトノ・イスタナ・テクノロギは8日、電動バイク「Fox—S」を投入した。税金や車両登録証の取得手数料などを含めたジャカルタ首都圏でのオンザロード(OTR)価格は1,850万ルピア(17万2,000円)で、同社の既存モデルよりも低価格帯に展開する。

Fox—Sは、政府が支給する700万ルピアの支援金の適用対象となり、適用後のOTR価格は1,150万ルピア。同日から電子商取引(EC)サイト大手ブリブリドットコムで先行予約の受け付けを開始した。

最高速度は時速80キロメートルで、モーター出力は3,000ワット。容量1.94キロワット時のバッテリーを搭載し、フル充電での航続距離は最長70キロ。購入者はバッテリーを月額12万5,000ルピアでレンタルする制度を利用する必要がある。

マーケティングディレクターのテクノ・ウィボウォ氏は、「電動バイク需要について時間をかけて調査を行い、Fox—Sが生まれた。Fox—Sは1日当たりの移動距離が60キロ未満の日常使いの利用者に最適なモデルだ」と説明した。

ポリトロンは、航続距離が130キロの電動バイク「Fox—R」(バッテリー容量3.7キロワット時)をすでに販売している。OTR価格は2,050万ルピアから展開している。

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