ホンダのインド二輪車法人、ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア(HMSI)は8日、西部グジャラート州ビタラプールの第4工場で3本目の組み立て生産ラインを稼働したと発表した。第4工場の年産能力は137万台から202万台に増えた。
第4工場はスクーター専用工場で、主力の「アクティバ」や「ディオ」を生産しているほか、排気量250cc以上の輸出用のエンジンも手がけている。
HMSIの大谷包(おおたに・つつむ)社長は、「第4工場では国内向けだけでなく、海外市場向けのスクーターも生産している。世界のスクーターブームを主導していくに当たって、(今回の生産増強は)大いに役立つ」と述べた。
HMSIは国内4カ所に工場を構える。各工場の年産能力は現在、▽北部ハリヤナ州マネサール(第1工場)が38万台▽西部ラジャスタン州タプカラ(第2工場)が124万台▽南部カルナタカ州ナルサプーラ(第3工場)が250万台▽ビタラプール(第4工場)が202万台——の計614万台体制を築く。