能登半島地震 発生から1週間 雪の中「2次避難」開始へ

石川県の能登半島地震は1月8日で発生から1週間となり、県は被災者を県内外のホテルや旅館などに移す「2次避難」を本格化しています。

石川県内では、8日午前9時現在、死者は161人、連絡の取れない安否不明者は195人で、避難者は2万9000人近くに上っているほか、少なくとも2300人以上が孤立状態にあります。

こうした中、一部自治体では、民間の賃貸住宅を借り上げて無償で提供する「みなし仮設住宅」の受け付けがスタートしました。県も県内外の宿泊施設に被災者を移す「2次避難」の開始を見据え、行き先が決まるまでの滞在場所として金沢市の運動施設への受け入れを始めます。

輪島市では、明け方に氷点下0.7度を記録し、北西の風も6メートル、断続的に雪が降る厳しい寒さとなっています。地滑りの兆候などが見つかったため新たに避難指示が出され、県は雨や度重なる地震で地盤が緩んでいるとして注意を呼びかけています。また避難所では雪や寒さに加え、新型コロナウイルスの感染が広がっています。

© TOKYO MX