能登半島地震の被災者を一時的に収容する「1.5次避難所」が開設された金沢市のいしかわ総合スポーツセンターに向け、輪島市から9日、陸送第1陣の14人が出発した。
午前9時、市役所で4世帯7人が自衛隊車両に乗り込み、輪島消防署で1世帯2人が加わり、穴水町で県のバスに乗り換えて金沢市に向かった。個人の車で5人が同センターへ向かった。
輪島市では8日に第1陣が出発する予定だったが、雪の影響で延期となっていた。
1.5次避難所は、避難所の過密状態を解消し、体調悪化による災害関連死を防ぐ狙いで総合スポーツセンターのメインアリーナに防災用テントを張って設置された。高齢者や障害者、乳幼児など介護や配慮が必要な人を優先する。2次避難所はホテルや旅館、公営住宅を活用し、被災者を広く受け入れる。