防寒、水不足… 今だからこそ注目 避難生活対策グッズ

「イマナマ!Catch!」は、きのうに続いて地震への備えです。能登半島地震では、いまも多くの人たちが避難生活を強いられていますが、そんな時に必要なものが「防災用品」です。最新のグッズを取材しました。

今回の地震でみなさん、どんな準備をすべきだと感じたのでしょうか。

街の人たち
「災害用のこれだけ持って外にいけば、とりあえず生活はできるような便利グッズみたいなのはまとめて用意しておいた方がいいなと思った」
「寒い時、怖いかなと思って、なにか防寒できるものがあったらいいなと思った」「ポータブル充電器など情報源がないと、どこに動けばいいかも分からないので」

田村友里 キャスター
「ハンズ広島店の5階に来ています。DIYのツールなどが並んでいるんですが、その奥には防災グッズのコーナーも設けられています。能登半島地震以降、問い合わせなどが増えているんだそうです」

ハンズ広島店 防災用品担当 片辺陽子 さん
― 売り上げの伸びはどれぐらいですか?
「去年は落ち着いた年だったので、去年のこの時期と比べると5~6倍の売り上げになっております」

売れ筋商品というと…

ハンズ広島店 防災用品担当 片辺陽子 さん
「やはり防災バッグ。地震発生後から、お1人のお客さまが家族分にと3~4個まとめてご購入されたり、あとは都会にお1人暮らしされているお子さま向けに配送を承ることも多いです」

中にはタオルやハミガキなど避難所に行ってもそのまま生活できる日常品が入っています。

ハンズ広島店 防災用品担当 片辺陽子 さん
「報道で飲料水が足りないっていうニュースがあって、防災グッズを買われるお客さまはだいたいの方が水を買われるんですが、通常の水は2~3年保存といわれているんですが、こちらは7年保存できるタイプとなっています」

こちらの電球、ただの電球ではありません。

ハンズ広島店 防災用品担当 片辺陽子 さん
「ブレーカーを切っても電源がついているものになります。電球として使いながら電球に充電していく商品になります。さらにこちらの端子のところに手を触れていただくと点灯します」

懐中電灯としても使えるんです。被災地でも役立ちそうですね。

最後は寒さ対策のおすすめグッズです。

ハンズ広島店 片辺陽子 さん
「こちらがカセットガスストーブ。暖房になっております」

田村友里 キャスター
「確かに能登半島地震でも寒さがかなり問題になっているので、電池や電源コードを使わないっていうのが停電時にも役立つっていうのがいいですね」

ハンズ広島店 片辺陽子 さん
― これは何の商品?
「いつもはクッションとしてインテリアで使っていただけるものなんですが、開くと寝袋になります。まずクッション性がアルミのタイプのよりしっかりしていて、寝心地がいい。あとは枕がついている。ポケットがあるので財布・貴重品を入れて、しっかり封を閉めて安心して貴重品を手元で離さず眠っていただくことが可能です」

田村友里 キャスター
「わたしも寝てみてもいいですか? 気持ちいいですよ。枕がしっかりしている。思いのほか暖かいです。顔が隠れるんですか。これは本当にうれしいです。顔を見られたくないので」

◇ ◇ ◇

青山高治 キャスター
防災バッグは、携帯用トイレやタオル、給水パックなど避難所でもすぐに生活できる日常品などが入っています。7年保存できる水は、無菌で容器に入れるので長期保存できます。点灯しながら充電する電球は、ソケットを持つことで懐中電灯としても使えます。今週、発売されたばかりの保存食『IZAMESI台湾』は、“いざ” というときの食事。保存食というより本格的な台湾料理になっています。

ハンズ広島店によりますと、地震が起きたら何が必要ですかといった問い合わせはほぼなくなって、セルフで買われる人が多くなるなど、地震災害が相次ぐ中、みなさんの防災意識が高まっているのではと話されていました。

© 株式会社中国放送