【カンボジア】1人当たりGDP、今年は2千ドル超え予想[経済]

カンボジア財務経済省は、2024年の同国の1人当たり国内総生産(GDP)が前年比8%増の2,071米ドル(約29万8,000円)になるとの予想を示した。プノンペン・ポスト(電子版)が7日伝えた。

24年のGDPは142兆9,600億リエル(約5兆円)、成長率は6.6%になると見通した。

1人当たりのGDPは、22年が1,784米ドル、23年推計が1,917米ドルだった。

カンボジア王立アカデミー(RAC)の、ホン・ワナック経済アナリストは、投資の流入に伴う社会経済活動の拡大を背景に、1人当たりの収入も増加していると述べた。今後の課題としては、さらなる投資誘致、輸出市場の多角化などを挙げた。

関税消費税総局(GDCE)によると、23年1~11月の貿易総額は前年同期比2.3%減の425億米ドルだった。輸出額は同1.2%増の204億9,000万米ドル、輸入額は5.4%減の220億米ドルだった。

カンボジアは30年までに上位中所得国、50年までに高所得国入りを目指す目標を掲げている。

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