米国バーモント州で勉強中 雫石町が中2の8人を派遣、4年ぶり

出発式であいさつする上路愛子さん(前列右)

 岩手県雫石町は国際交流海外派遣事業の一環で13日までの8日間、雫石中の2年生8人を米国バーモント州に派遣している。生徒たちは現地の学校に通いながら歴史や文化を学んでいる。

 JR盛岡駅で6日に出発式を行い、生徒代表の上路(じょうじ)愛子さんが「一人一人が町の代表として、決意を達成できるように頑張りたい」とあいさつ。佐藤嘉彦教育長は「言葉が伝わらないこともあるかもしれないが、勇気を持って踏み出し、笑顔で交流してきてほしい」とエールを送った。

 生徒たちは同州ランドルフ町に4日間滞在。ホームステイしながら現地の学校に通い、生徒や住民らと交流。雫石町の名所や日本食などを紹介する。12日に米国を出発し、13日に帰国する予定。

 同事業は1990年から実施しており、今回で30回目。新型コロナウイルス禍を経て、派遣は4年ぶり。

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