鉄道むすめ「神代みさき」 国見高を応援! 島鉄キャラクター、サポーター任命式 長崎

国見高応援サポーターになった神代みさき(中央)と白石校長(手前右)、永井社長(同左)=長崎県雲仙市、国見高

 長崎県雲仙市国見町の県立国見高(白石邦俊校長、162人)が島原鉄道(島原市)のキャラクター「鉄道むすめ 神代(こうじろ)みさき」を応援サポーターにする任命式が9日、同校であった。
 鉄道むすめは、鉄道の現場で働くキャラクター。鉄道模型を手がけるトミーテック(栃木県)が鉄道会社などと協力して全国展開し、現在100人以上いる。
 神代みさきは2020年9月25日、島鉄キャラクターに就任。「神代駅」と有明海を望む「大三東(おおみさき)駅」にちなんで命名した。商品企画とトレインアテンダントを兼務する島鉄社員。就任後、島鉄の全駅名標にイラストが描かれたほか、等身大パネルが置かれた島原駅を県内外の鉄道むすめファンが訪れるなど、地域貢献に一役買っている。
 同校は学校の魅力向上や地域活性化を図るため、神代みさきに白羽の矢を立てた。依頼を受け、トミーテックが神代みさきのイラストを新たにデザイン。黄と青の縦じまの「国見カラー」の応援法被やユニホームを着たバージョンが誕生した。
 式には等身大パネルやのぼり旗も登場。白石校長が任命状を島鉄の永井和久社長に手渡した。
 のぼり旗は今月開かれるサッカーなどの県新人戦をはじめ各種試合や学校行事で使う。みさきのキーホルダーも製作し、学校活動への寄付に対する返礼品に活用。同校最寄りの島鉄多比良駅にもパネルを設置して地域での盛り上げを狙う。
 生徒会長の貞松幸菜さん(17)=2年=は「みさきさんは私たちが応援するときと同じ色のメガホンを持っていてかわいい。地域と関わって国見高を全国へとさらに広めたい」と語った。

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