「少しでも安心できるよう」AIで水処理のシャワー設備など「多目的支援車」能登半島地震被災地へ=静岡・藤枝市

断水によって深刻な水不足が生じている能登半島地震の被災地を支援しようと、AI技術を活用した最新の多目的支援車などが1月10日朝、静岡県藤枝市から石川県に向けて出発しました。

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<藤枝市 北村正平市長>
「大変な作業ですが、被災地へ行って現地の人たちに寄り添うよう努力頂きたい」

静岡県の対口(たいこう)支援先の石川県穴水町に藤枝市の職員4人と共に出発したのは、AI技術を活用したシャワー設備や最新の多目的支援車や簡易水洗式トイレを積んだトイレカーです。

「多目的支援車」に搭載される2台のシャワー設備は、AIによって効率的に水をろ過する循環システムが導入されていて、シャワーで使った排水の98%以上を再利用することができ、被災地にとって貴重な水の有効活用が可能です。

<藤枝市地域防災課 朝比奈祐人係長>
「被災地の皆さんが少しでも安心できるように一生懸命支援をしてまいります」

穴水町に向かった2台の車両は、1月21日まで現地で活動する予定です。

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