2次避難所6千人超確保 能登半島地震

 石川県は10日、能登半島地震の被災者を受け入れる県内外のホテル、旅館などの「2次避難所」が216施設、6207人分確保できたと発表した。同日時点で南加賀などの7カ所に182人が身を寄せている。

 2次避難所の内訳は県内が191施設5828人分、県外が25施設379人分となっている。

 一方、道路寸断などで孤立状態にある人は10日も輪島、珠洲、能登3市町で3124人に上るほか、6市7町で2万5千人以上が避難所生活を余儀なくされている。県は孤立集落からの輸送者や高齢者、要介護者などから移送を進める。
 被災者を一時的に受け入れる「1.5次避難所」となった金沢市のいしかわ総合スポーツセンターには10日、新たに被災者84人が移り、同所の累計は計101人となった。

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