七尾市ののとじま臨海公園水族館は10日、前日に死んだジンベエザメのオス「ハチベエ」(体長4.6㍍)に続き、メスの「ハク」(同4.9㍍)も死んだと発表した。地震により水槽内の水位が低下し、環境が悪化したことが要因とみられる。
2頭は2022年9月から飼育され、日本海側最大級の水槽を悠々と泳ぐ姿が人気を集めた。
同館によると、ジンベエザメの水槽は1日の地震で水位が半分以下になり、水温も低下していたという。境谷仁館長は、立て続けの死に「本当に残念でならない」と悔やみ、飼育する他の動物の救命に全力を尽くすとした。