全日本バスケ準々決勝 長崎ヴェルカ4強ならず 川崎に62―64 残り2秒で逆転許す

 バスケットボール男子の第99回天皇杯全日本選手権(日本バスケットボール協会主催、共同通信社共催)は10日、川崎市とどろきアリーナなどでBリーグ1部(B1)勢による準々決勝2試合が行われ、長崎ヴェルカは2大会ぶりの優勝を狙う川崎に62-64で競り負け、初の4強入りはならなかった。初優勝を目指す宇都宮は横浜BCを81-65で下した。
 ヴェルカは立ち上がりから川崎の堅い守りに苦戦。連係ミスも目立ち、第1クオーターは6つのターンオーバーなどから、6本の3点シュートを決められて14-24とリードされた。第2クオーターは馬場のドライブなどで反撃。狩俣、パーキンズが計3本の3点シュートを決めて、32-37と差を縮めて折り返した。
 第3クオーターは4分にパーキンズのミドルシュートで39-39の同点に追いついたが、その後は5点しか奪えず、再び突き放された。44-51で入った第4クオーターは6分に狩俣の3点シュートで逆転に成功。一進一退の攻防が続く中、残り約45秒に馬場の3点シュートで62-61とリードしたが、残り約2秒で相手外国人選手に逆転シュートを決められた。
 琉球と千葉Jは2月14日に行われる準決勝から登場。琉球は川崎、千葉Jは宇都宮と対戦する。

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