ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFラデ・クルニッチ(30)のミラン退団、フェネルバフチェ移籍が近づいてきたようだ。
ステファノ・ピオリ監督率いるミランを力強く支えてきたクルニッチ。派手さはないが、常に縁の下の力持ちとしてプレーし、チーム状況に応じてサイドハーフや2列目中央、時にはシャドーストライカーのような役割も担う。
しかし今季を迎えるにあたり、同胞FWエディン・ジェコを獲得したフェネルバフチェからオファーが届くと、偉大なる“先輩”との共闘を望んで移籍を熱望。ミランが拒否して実現せずも、フェネルバフチェは今冬も幹部がミラノ入り…クルニッチ獲得に相当な時間とコストを割いている。
昨夏は頑なに売却を拒んだミランも、先日ピオリ監督が「新たなクラブへ行かせてあげることが関係者全員にとって最善」と語った通り、今冬はクラブ間交渉をすんなり許諾した。
現段階で合意に至らずも、“ミスター移籍市場”ファブリツィオ・ロマーノ氏いわく、ミランの要求額600万ユーロ(約9億5000万円)に対し、フェネルバフチェの今冬1stオファーは300万〜400万ユーロ(約4億7000万〜6億3000万円)。
そこから現在では450万ユーロ(約7億1000万円)+ボーナスまで話が進み、イタリア『スカイ・スポーツ』などは500万ユーロ(約7億9000万円)+ボーナスが交渉の着地点になると報じている。