【台湾】11月経常性賃金、前年同月比2.11%増[経済]

台湾の行政院主計総処(統計局)が11日発表した2023年11月の工業・サービス業の賃金・生産力に関する統計によると、従業員1人当たりの経常性賃金(基本給に諸手当を加算)は前年同月比2.11%増の4万5,610台湾元(約21万3,500円)だった。前月比では0.08%増えた。1~11月の物価変動の影響を控除した実質の経常性賃金は4万1,336元で、前年同期比0.02%減少した。

経常性賃金の伸び幅が2%を超えるのは26カ月連続。前月比での増加は2カ月連続となった。

11月末時点の工業・サービス業の従業員数は819万4,000人で前年同月末からは3,000人(0.04%)減った。前月末からは5,000人(0.05%)増えた。

工業の従業員数は338万6,000人で前年同月末から4万4,000人、前月末からは2,000人それぞれ減った。うち製造業の従業員数は282万7,000人で前年同月末から4万8,000人、前月末から1,000人それぞれ減少した。

11月の労働時間は平均178.4時間で、前年同月比2.7時間(1.54%)増。前月比では13.8時間(8.38%)増えた。

11月の残業時間は平均7.9時間となり、前年同月比0.6時間(8.22%)増、前月比0.4時間(4.82%)減だった。残業代は平均2,070元で前年同月比10.34%増、前月比4.56%減だった。

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