食中毒…「とんでん」で元日食事の客9人、嘔吐など症状 ネギトロ巻き、茶わん蒸し食べたグループに異変 すし、フライドポテト、から揚げ食べたグループも ノロウイルス検出、営業停止に

9人がノロ感染

 埼玉県は9日、1日にノロウイルスによる食中毒を発生させたとして、鶴ケ島市の「北海道生まれ和食処とんでん鶴ケ島店」に11日まで3日間の営業停止を命じる行政処分を行った。同店は6日から営業を自粛している。

 県食品安全課によると、1日に店内でネギトロ巻きや茶わん蒸し、みそ汁を食べたグループと、持ち帰りでマグロやブリなどのすしやフライドポテト、から揚げを食べたグループの計20人のうち、20~80歳代の男女9人が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えた。重症者はなく、全員快方に向かっているという。3日に川越市民から通報を受け、坂戸保健所が調査。従業員1人を含む8人の便からノロウイルスが検出され、同店を原因施設と断定した。

© 株式会社埼玉新聞社