長蛇の列!風物詩となっている“安納芋チャリティー販売会”、浦和競馬場で盛況 例年以上に蜜が多く、大サイズ人気で客ずらり

種子島名産の安納芋を販売するNPO法人さいたま市鹿児島県人会のメンバーら=10日、さいたま市南区

 NPO法人さいたま市鹿児島県人会は、令和5年度第11回浦和競馬を開催中の浦和競馬場(埼玉県さいたま市南区)の正門広場で、毎年この時季の風物詩となっている「本場種子島産 安納芋チャリティー販売会」(関東種子島会協賛)を開いている。12日まで。

 同販売会は今回で11回目。例年より大きめなサイズの安納芋を1個300円で販売しており、これを目当ての来場者が長い列をつくっている。

 同県人会理事長で種子島出身の竹之内康一県馬主会会長は、安納芋の生育状態などを「昨年は種子島のある地域で基ぐされ病が出て不作だったが、今年は大きなサイズの安納芋をたくさん準備できたし、例年以上に蜜も多く甘くておいしい」と説明。その上で「私自身も県人会のメンバーも鹿児島県から埼玉県に来て皆さんに大変お世話になっているので、このチャリティー販売会を通じて感謝の気持ちを伝えられれば」と述べた。

 売上金はさいたま市の社会福祉協議会に寄付する。

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