陸上自衛隊松山駐屯地で20歳の節目を祝う「成人行事」が行われ、隊員らが誓いを新たにしました。
20歳を迎える隊員らを祝福しようと開かれた12日の成人行事。式典ではまず今月1日の能登半島地震の犠牲者に黙とうが捧げられました。
そして今年度20歳になる21人に向け細川香宣司令が「使命を自覚し直し人格を尊重することの大切さを噛みしめてほしい」と激励の言葉を贈ると、代表者が答辞を述べました。
(第14後方支援隊第2整備中隊高射直接支援小隊・西尾広太郎3等陸曹)
「社会人として、自衛官としての自覚を忘れず日々精進していく所存です」
その後隊員らはひとりずつ「成人の誓い」を大声で発表しました。
(女性隊員)
「今まで1人で育ててくれたお母さんにたくさん恩返しします。お母さんありがとう」
(男性隊員)
「細マッチョのような、きれいなボディをつくっていきたい」
(男性隊員)
「僕は松山駐屯地てっぺん取ります」
(男性隊員)
「貯金の底が見えはじめたので、貯金頑張ります」
大トリを飾った誓いは…
(男性隊員)
「お母さんのおかげで、健全な健康な身体を授かることが出来たぞ~大好きじゃ~!!」
続いても恒例行事、重さおよそ9.6トンの大砲と綱引きです。
家族や先輩らからのあたたかい応援を受けながら懸命に引っ張り続け…およそ30メートル先のゴールまで運びきりました。
続いての対戦相手はさらに強敵、重さおよそ14トンの迎撃ミサイル発射機を積んだ大型トラックに挑みました。力をあわせて強敵にも見事勝利です。
隊員たちは盛大な門出を祝う行事を楽しみながら決意を新たにしたようです。
(中部方面特科隊第2中隊・黒光凌空陸士長)
「東日本大震災等の地震災害の救助活動を見て目指したいと思ったので、1名でも多く助けられるような自衛官になりたい」