「音訳ボランティア」入門講座を京都府南丹市で開催 講師は視覚障害のあるフリーアナウンサー

京都府南丹市

 目の不自由な人のために行政の広報誌などを読み上げて録音する音訳ボランティアの入門講座が2月8日から4回、京都府南丹市園部町のアスエルそのべで開かれる。視覚障害のあるフリーアナウンサーが講師を務め、発声法や読み方の工夫を学ぶ。参加者を募っている。

 同市では旧4町ごとに音訳ボランティア団体がある、市や市議会の広報誌を朗読してCDに吹き込み、視覚障害者に郵送している。高齢化でボランティアが足りないため、市社会福祉協議会が毎年講座を催している。

 2023年度は2月21、28日、3月6、13日の午後1時半から。京都市のフリーアナウンサー安田知博さんを招き、視覚障害について学んだ後、図表の入った広報誌の内容を音声だけで分かりやすく伝える読み方を練習する。

 無料。連続しての参加が望ましいが、一部分でも可。市民以外も受講できる。各回とも1週間前までに、市社協0771(68)3611に申し込む。

© 株式会社京都新聞社