能登半島地震 現地で調剤ができる「モバイルファーマシー」 広島県薬剤師会が被災地に派遣

広島県薬剤師会は、現場で調剤ができる機能を備えた移動薬局車両、「モバイルファーマシー」を能登半島地震の被災地に派遣しました。

広島市東区の県薬剤師会館で行われたのは、モバイルファーマシーの出発式です。日本薬剤師会からの要請を受け、車両と薬剤師4人を被災地の石川県に派遣しました。

車両には水や食料などが積み込まれているほか、屋根にはソーラーパネルが設置されていて、晴れの時には調剤機器を動かすことが可能です。石川県薬剤師会と連携しながら、糖尿病の薬など約60種類の医薬品を取り扱うということです。

広島県のモバイルファーマシーは2016年に配備され、熊本地震などで活動実績があります。

広島県薬剤師会 竹本貴明常務理事
「普段もらっている薬局が閉まっている中で、災害時の緊急車両が出ることで皆さんのお手元に薬を届けることができる」

モバイルファーマシーは、石川県薬剤師会の指示を受けながら被災地で活動します。

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