大学入学共通テスト始まる 佐賀県内、2963人受験 佐賀大(佐賀市)の2会場で実施

大学入学共通テストに臨む受験生=佐賀市の佐賀大本庄キャンパス

 大学入学共通テストが13日、始まった。佐賀県内では佐賀市の佐賀大本庄、鍋島両キャンパスの2会場で実施され、「外国語(リーディング)」の試験で最も多い2963人が受験した。佐賀大によると、大きなトラブルはなく、体調不良などで4人が追試験を受けることになった。共通テストは14日まで行われる。

 前年まで新型コロナウイルス対策として実施された受験生のマスク着用は任意となった。本庄キャンパスでは、マスク姿が目立った。初日は地理歴史・公民、国語、外国語があった。試験開始前は、受験生が指示を受けてスマートフォンなどの電子機器を机の上に出し、電源を切っていることを確認してバッグなどに戻していた。

 初日の試験に挑んだ小城市の女子高校生は「英語のリーディングが難しかったけど、リスニングで挽回した」と振り返り、杵島郡白石町の男子高校生は「緊張して力が出せなかった。理系の大学を目指しているので、明日の数学や理科でいい点を取りたい」と話した。共通テストは来年度から出題教科・科目が再編されるため、浪人生の男性は「後がない。ここで決めたい」と語った。(円田浩二)

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