佐賀県民オペラ協会が21日に定期公演 佐賀市のエスプラッツ 乾杯の歌など生演奏で

定期公演を開く佐賀県民オペラ協会。右から2人目が井上明子代表=佐賀市のエスプラッツ

 佐賀県民オペラ協会(井上明子代表)が21日午後2時から、佐賀市白山のエスプラッツホールで定期公演を開く。今年、創立50周年を迎える団体が、生演奏でオペラの魅力を伝える。

 第1部は会員6人が、オペラのアリア8曲を歌う。「椿姫」より「乾杯の歌」の合唱で華々しく幕を開ける。「アルルの女」より「フェデリーコの嘆き」(市丸芳朗さん)や「蝶々夫人」より「かわいい坊や」(森明日香さん)などを披露する。第2部では、12月1日に県立美術館ホールで上演する子どもに人気のオペレッタ「ヘンゼルとグレーテル」の一部を紹介する。

 同協会は1974年に丸山繁雄さんらが立ち上げた。創作オペラ「赤絵まんだら」の東京公演や学校公演など、地域密着型のオペラ団体として活躍している。井上代表は「年に一度はオペラに触れて、生演奏の迫力を体感して」と呼びかけた。

 チケットは2千円で、中学生以下は千円。問い合わせは佐賀新聞文化センター、電話0952(25)2160。(花木芙美)

定期公演を開く佐賀県民オペラ協会。右から2人目が井上明子代表=佐賀市のエスプラッツ

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