街頭で募金呼びかけ 能登地震受け、とちぎボランティアネットワーク 継続的な支援の必要性を訴える

能登半島地震の被災地支援のため実施された街頭募金活動=13日午後、宇都宮市内

 能登半島地震を受け、認定NPO法人「とちぎボランティアネットワーク」(とちぎVネット)は13日、宇都宮市の宇都宮二荒山神社前で募金活動を行った。

 学生や高校生のボランティアを含む約10人が通行人に協力を呼びかけた。参加した福島県出身の宇都宮大2年吉田美音(よしだみね)さん(20)は「東日本大震災の時に多くの支援をいただいたので恩返ししたい」と語った。寄付金は、支援団体の被災地での活動などに充てられる。

 とちぎVネットは現在、矢野正広(やのまさひろ)理事長ら2人が石川県穴水町で、高齢者や障害者らが利用する福祉避難所の運営を支援している。 矢野理事長は12日夜、オンラインの情報交換会で、被災地の状況を本県のボランティア団体などに報告。「避難生活が長期化する中、被災者は精神的にも限界が近づいている」とし、継続的な支援の必要性を訴えた。

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