ジュビロ磐田・上原力也「もっとジュビロの力になりたい」と残留を決断。引退の遠藤保仁や松本移籍・山本康裕への感謝

2年ぶりのJ1の舞台、まずは第一目標として残留をめざすジュビロ磐田が、磐田市の大久保グラウンドで始動した。

昨季J2で8ゴールをあげてJ1復帰に貢献したMF上原力也(27)は、約2時間のフルメニューを消化し、15人が加わった新生磐田に対して「久しぶりにJ1を戦う中で、チーム一丸でやっていかなければならない。これだけ選手が入れ替わるのはないので、去年のベース土台ももっと大きくしないといけないし、個人個人の成長は必要不可欠。ひとりひとりがレベルアップしていかなければ」と語った。
清水の守護神・権田修一(34)も「シーズンでスケールの違う選手になった」と評価した上原のもとには今オフほかのJ1クラブからオファーが届いたが、磐田残留を決めた「いろんな選択があった中で自分の中でしっかり決断できた。ジュビロのために頑張りたい。決め手はたくさんあるが、もっとジュビロの力にもっとなりたい」とクラブへの愛着を貫いた形だ。

近年、ボランチでペアを組んだり競争をしてきた遠藤保仁が現役引退、さらには山本康裕がJ3松本山雅に完全移籍し磐田を離れた。「2人から多くのものを学び、教えてもらったので、今の自分があるのも2人の影響は大きくて、感謝しています。2人を超えられるように頑張っていきたい」と上原。さらに昨季身についた自信が、今季J1を戦う上で大きな武器となりそうだ。「目に見えて変わったのは数字、それを残すことができましたし、1年を通してゴールを意識するのは自分でも変わったと思う。ゴールに直結するパスだったり、自分でシュートだったり、チャンスを逃さないのは変わったと思った。今年もこだわって、やっていきたい」

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