住宅被害は1万5073戸 安否不明者22人に 能登半島地震

損壊した住宅で家財を探す住民=11日午後2時55分、珠洲市宝立町鵜飼

 石川県の15日午前9時時点の集計によると、能登半島地震による県内の死者は221人で14日午後2時時点の前回公表時から変化はなかった。市町別では珠洲市99人、輪島市88人、穴水町20人、能登町6人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。避難生活や環境変化などから体調が悪化して亡くなった「災害関連死」とみられる人は13人だった。負傷者は輪島市で軽傷が1人増え、県全体で1016人。

 住宅被害は1万5073戸と前回公表時から2630戸増えた。市町別では七尾市5452戸、志賀町2340戸、羽咋市1217戸、内灘町1038戸、穴水町千戸、小松市758戸、かほく市742戸、加賀市733戸、津幡町726戸、宝達志水町455戸など。羽咋、津幡、宝達志水の3市町で調査が大幅に進んだ一方、被害が甚大だった輪島、珠洲両市の戸数は明らかになっていない。

 15日午前9時時点で連絡が取れない安否不明者として22人の氏名なども公表した。15日午後の前回公表時から2人減った。内訳は輪島市18人、珠洲市4人。

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