能登半島地震の発生から2週間 道なき道を1時間歩き支援物資を届ける自衛隊の姿も 

テレビ愛知

能登半島地震は15日、発生2週間が経ち、222人が死亡し、22人が未だ安否不明になっています。

先週、雪が積もる中、道なき道を歩く自衛隊員の姿がありました。なかには斜面で、足を滑らせる隊員もいました。

石川県の輪島市から、海岸線沿いに南西に下った「小池町」「下山町」は孤立集落に。そこで、陸上自衛隊第10師団に所属する隊員が、支援物資を届けることになりました。約30人の隊員が1時間程度歩いてパンや水、カイロなどの支援物資を届けました。

石川県によりますと、14日午後2時の時点で、輪島市、珠洲市、能登町の少なくとも15地区の490人余りが、道路が通れなくなるなどして依然、孤立状態になっているということです。

被災者の避難所での生活も2週間が経ちました。七尾市では、人手が足りず避難所を運営する市の職員が疲弊しています。そこで、名古屋市は、被災地で避難所の運営を支援するため、七尾市に、15日朝、職員40人を派遣しました。派遣された職員は避難所で支援物資の仕分けや被災者の生活支援にあたる予定です。

名古屋市の担当者:
「地域の方々の助けになるよう全力で活動します」

15日は、倒壊した家屋などの罹災証明書をなるべく早く発行すべく、建物の被害調査にあたる名古屋市の職員20人も派遣されました。

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