【カンボジア】冷凍内蔵肉の輸入、3月から6カ月停止へ[食品]

カンボジア商業省と農林水産省は12日、内臓肉や冷凍肉の輸入を3月12日から6カ月間にわたり停止すると発表した。輸入認可を受けていない肉製品が首都プノンペンで大量に見つかったことなどを受けた措置。地元各紙(電子版)が伝えた。

輸入停止の対象は、牛や豚、鶏の肉臓肉など。輸出向け製品の原材料として認可を受けた上で輸入する場合は規制の対象外とする。

カンボジアでは食肉の質に加え、輸入品の流入や密輸の横行による国内の食肉価格の低下が懸念されており、畜産業界が政府に対応を要請。政府機関が、食肉の安全性の確保に向けて冷凍肉の倉庫、配送センターなどの視察を強化している。

カンボジアは現在、世界貿易機関(WTO)の取り決めに基づき、オーストラリア、米国、ロシア、ブラジル、日本、インドから冷凍食肉を輸入している。

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