盛岡で氷点下11・4度 岩手県内、暴風雪で交通に乱れ

事故やスタックなどで一時全面通行止めとなった国道282号=15日午後7時18分、八幡平市・竜ケ森交差点付近

 16日朝の岩手県内は各地で冷え込み、盛岡の最低気温は今季最低となる氷点下11.4度(平年比6.0度低)を観測した。各地の最低気温は、盛岡・藪川氷点下20.7度(同7.2度低)、一戸・奥中山氷点下18.6度(同8.7度低)、宮古・区界氷点下18.5度(同6.9度低)、奥州・江刺氷点下10.9度(同5.5度低)など。34観測地点中18地点で今季最低となった。

 15日は冬型の気圧配置となり、内陸を中心に暴風雪に見舞われた。最大瞬間風速は一関で1月の観測史上最大となる19.1メートルを記録。交通事故や道路の通行止めが相次ぎ、鉄道、空の便のダイヤが乱れた。

 午後6時ごろ、八幡平市の国道282号竜ケ森交差点付近で、トラックなど複数台が絡む物損事故や積雪でのスタックが発生し、一時通行止めとなった。東北道鹿角八幡平―松尾八幡平、八戸道浄法寺―安代ジャンクション間の上下線も一時通行止めとなった。

 盛岡地方気象台によると、16日の県内は冬型の気圧配置が続き、内陸を中心に雪の降る所がある見込み。17日午前0時までの予想24時間降雪量は、多い所で内陸50センチ、沿岸北部5センチ。

© 株式会社岩手日報社