アマゾンに「報酬引き上げて」 直接契約の配達員が労組を発足

記者会見するアマゾンフレックスの男性配達員=16日午後、厚労省

 インターネット通販大手アマゾンジャパンと直接の業務委託契約を結ぶ「アマゾンフレックス」の配達ドライバーらが16日、東京都内で記者会見し、労働組合を発足したと発表した。自己負担の経費が多く、実質的な報酬額は法定の最低賃金に近いと主張。報酬の引き上げなどを求めて同日、団体交渉を申し入れた。

 個人で加入できる労組「総合サポートユニオン」の分会として発足。フレックスの配達員はいずれも個人事業主(フリーランス)で、ガソリン代や車両維持費などを自己負担しており、大幅な報酬アップや荷物量の上限設定を求めている。

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