売り出し中の「みぶのサビかん」が北関東賞 JR東日本主催の「駅弁味の陣」で

駅弁「みぶのサビかん」をPRする町かんぴょう大使でシンガー・ソングライターのサトウヒロコさん(右から2人目)ら

 【壬生】益子町塙の弁当製造販売「松廼家」が商品化した「みぶのサビかん」(千円)が、JR東日本が主催する「駅弁味の陣2023」で北関東エリア賞を受賞した。

 エリア賞は北東北、南東北、甲信越、北関東、南関東の各地域で味や盛り付けなどを含めた総合評価が最も高い駅弁に与えられる賞。北関東の3県からは計10個の駅弁がエントリーし、茨城県の「常陸牛 牛べん」が盛付賞、群馬県の「月見の釜めし」が初陣賞に入賞した。

 サビかんは、町特産のかんぴょうとワサビを使った細巻きで、町内飲食店でつくる「壬生お殿様料理促進の会」と町が新名物にしようとPRしている。昨年8月に松廼家が細巻き2本分(12巻)が入った駅弁「みぶのサビかん」を考案し、宇都宮駅内での売店販売を始めた。

 小菅一弥(こすげかずや)町長は「少しずつサビかんの知名度が上がってきていると感じる。サビかんの文化を人々に根付かせ、町民が誇りに思う町づくりを進めていきたい」と話している。

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