輪島朝市で新たに死者10人 能登半島地震 合計232人

厳しい冷え込みの中、朝市通り付近の大規模捜索に向かう隊員=14日午前9時15分、輪島市河井町

 石川県の17日午前9時までの集計によると、能登半島地震による県内の死者は輪島市で新たに10人が確認され、計232人となった。新たに確認された遺体は、いずれも火災で全域が焼失した朝市周辺で見つかり、身元は不明。

 市町別の内訳は珠洲市99人、輪島市98人、穴水町20人、能登町7人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。連絡が取れない安否不明者は1人減の21人となった。負傷者は志賀町で2人増え、13市町で計1037人。

 住家被害の確認も七尾や加賀、羽咋などで進み、県内全体で前日午後時点と比べて963戸増の2万2363戸となった。

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