一関のごみ処分場、住民が監査再請求 却下判断「誤り」

 一関地区広域行政組合が新設する一般ごみの最終処分場について、候補地の一関市千厩町の住民団体「子ども達の未来と環境を守る会」(千葉進代表)は16日、昨年提出した住民監査請求を却下とした同組合監査委員の判断に誤りがあるとして、改めて監査請求を提出した。

 同会は、同町北ノ沢地区を候補地とする計画性に問題があり公金支出は不当として、昨年11月に監査請求を提出。監査委員は「個別的、具体的な行為の特定がなされていない」などと、12月21日に請求を却下した。

 今回の監査請求は前回と同じ内容。同会は却下の判断を巡り、2022年度以降の用地測量や基本設計、生活環境影響調査といった「十分な特定がされている」などと主張し「監査委員の対応にも疑念がある」としている。

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